!福岡の少年バスケ選手が、駅伝の名門を渡り歩き、ついに高校生にして日本記録を塗り替えるまでの感動のストーリー。
🏃 本田桜二郎(鳥取城北)― 日本新記録達成までの軌跡
福岡の少年バスケ選手が、駅伝の名門を渡り歩き、ついに高校生にして日本記録を塗り替えるまでの感動のストーリー。
出典:yahoo!ニュース
🏀 幼少期・中学時代 ── バスケ少年の「偶然の才能発見」
本田桜二郎は福岡県大牟田市出身。大牟田市立宅峰中学校ではバスケットボール部の選手として打ち込んでいた。陸上とは無縁の学校生活だったが、ある日転機が訪れる。
「助っ人」として出場した福岡県中学駅伝で、1区区間賞を獲得。この走りに目を留めたのが、強豪・大牟田高校を率いる赤池健先生だった。
「中学時代にバスケットボール部で陸上大会に借り出された僕を見いだし、大牟田に誘ってくれたのが赤池先生」 — 本田桜二郎
もともとは県外へ進学してバスケを続けることも検討していたが、赤池先生のスカウトにより地元の強豪・大牟田高校での陸上人生がスタートする。
🔥 大牟田高校時代(1・2年) ── 全国区へのブレイク

🏫 高校1年(2023年)
| 大会 | 種目 | 結果 |
|---|---|---|
| ナイター記録会(長崎) | 3000m | 8分15秒01 = 高1歴代4位タイ |
| 第74回全国高校駅伝(都大路) | 2区 | 区間10位、チーム総合6位 |
「高校デビュー戦」となった都大路は2区での出場。まだ10位と目立たない結果だったが、高1で3000m歴代4位タイの8分15秒01をマークするなど、その片鱗を見せ始めた。出典:月刊陸上競技
🏅 高校2年(2024年) ── 一気に全国の頂点争いへ
| 大会 | 種目 | 結果 |
|---|---|---|
| U20日本選手権(6月) | 3000m | 3位 |
| インターハイ | 1500m | 4位 |
| 5000m自己ベスト(同年) | 5000m | 13分58秒04 |
| 第75回全国高校駅伝(都大路) | 1区(花の1区) | 区間2位 29分12秒 🥈 |
| ↑チーム成績 | — | 準優勝 2時間01分57秒(歴代3位タイ・福岡県記録) |
花の1区で区間2位(29分12秒)という衝撃の走りで大牟田を11年ぶりの準優勝に導いた。この記録は大牟田高校1区歴代1位。チームの準優勝タイム2時間01分57秒は全国高校駅伝歴代3位タイの好記録だった。
しかし、優勝まであと「24秒」届かなかった悔しさが、次なる大きな決断を生む。出典:大牟田市公式PDF

🚚 転校という決断 ── 大牟田から鳥取城北へ
2025年春、本田は恩師・赤池健先生の転職に伴い、福岡県大牟田高校から鳥取県の鳥取城北高校へ集団転校する大きな決断を下した。
チームメイト約17名が一緒に転校。本田の両親は鳥取への転校に反対したが、本人が説得して意思を通した。
転校のルール(高体連規定) により、転校後6か月はインターハイなど高体連主催の大会に出場できない。本田はインターハイへの出場権を犠牲にしてでも、「駅伝で去年の大牟田を超える」 ことを目標に掲げた。
「最終目標は都大路なので」 — 本田桜二郎
⚡ 鳥取城北高校時代(3年・2025年) ── 覚醒

出典:X.com
🏆 9月:U20日本選手権 3000m・5000m「二冠」達成
| 種目 | 記録 | 結果 |
|---|---|---|
| 5000m | 13分43秒59(自己ベスト) | 優勝 🥇 |
| 3000m | 8分04秒13 | 優勝 🥇(二冠達成) |
「インターハイがないので、個人としての最大の舞台であるU20日本選手権に向けて、絶対に優勝するという気持ちで臨んだ。2つ勝ち切れたことは自分的にも大きな意味があると思っています」 — 本田桜二郎
青学大勢や仙台育英高勢など強豪を相次いで撃破しての二冠。同時に2026年U20世界クロスカントリー日本代表にも選出された。出典:月刊陸上競技
🏃 12月:第76回全国高校駅伝(都大路)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出走区間 | 1区(最長10km・花の1区) |
| 記録 | 28分52秒(区間3位) |
| チーム順位 | 総合4位(2時間02分11秒) |
鳥取城北として県勢33年ぶり・同校初の入賞を果たした。本田の28分52秒は「日本選手歴代ランキングトップ10」に入る歴史的好記録。先頭との差は32秒の区間3位と健闘したが、優勝にはわずか届かなかった。
予選では鳥取県大会・中国地区大会をいずれも大会新記録で優勝しており、中国地区大会では本田が1区区間新記録も樹立している。出典:ageshoot blog
🌟 2026年2月:南九州駅伝 1区12.1km 区間新
鳥取城北高校が大学チームも含む47チームが出場する南九州駅伝で優勝。本田は1区12.1kmを34分44秒の区間新記録で走り、2位に約1分の大差をつけてリードを築いた。出典:月刊陸上競技
🎯 2026年3月14日 ── 日本新記録「4分00秒16」誕生
大会:Fukuoka Ohori Road Running(福岡市・大濠公園)
高校生活最後のレース。地元・福岡で行われた都市型ロードレース「Fukuoka Ohori Road Running」(大迫傑選手発案、瀬古利彦氏が大会会長)の男子1マイル(約1.6km)エリート部門に出場した。
| 順位 | 選手名 | 所属 | 記録 |
|---|---|---|---|
| 🥇1位 | 本田 桜二郎 | 鳥取城北高 | 4分00秒16(🇯🇵日本新記録) |
| 🥈2位 | 井内 優輔 | 山陽特殊製鋼 | 4分03秒台 |
| 🥉3位 | 青木 涼真 | Honda(パリ五輪代表) | 4分03秒台 |
従来の日本記録:館澤亨次(DeNA)が2023年に樹立した4分01秒26を、1秒10一気に更新。パリ五輪代表の青木涼真選手(Honda)ら社会人トッププロをも抑えての優勝だった。
「1キロ過ぎたあたりで余裕があったので、前に出てスパートをかけました」と本人は振り返っており、余裕をもって記録を叩き出したことがうかがえる。
「地元の福岡で最高の結果を出すことができて、率直にうれしいです。日本記録の実感はないが、この結果に満足せずにさらに上を目指していきたいです」 — 本田桜二郎
「青学に勝つ1番手」 — 瀬古利彦氏(大会会長)
📊 本田桜二郎 自己ベスト・主要記録一覧
| 種目 | 記録 |
|---|---|
| 1500m | 3分43秒23 |
| 3000m | 8分03秒60 |
| 5000m | 13分43秒59 |
| 1マイル(ロード) | 4分00秒16 🇯🇵日本記録 |
🎓 次のステージ:早稲田大学へ
2026年4月、本田は早稲田大学競走部に進学予定。全国高校駅伝1区でトップ3を独占した**増子陽太(学法石川)・新妻遼己(西脇工)**と共に「早稲田の黄金世代」を形成する。早稲田・花田勝彦監督は「世界を目指してほしい」とコメントしている。出典:早稲田大学競走部公式
📌 まとめ:本田桜二郎の歩み
中学(宅峰中): バスケ部 → 駅伝の助っ人で才能発見 → 大牟田高へスカウト
大牟田高1年: 都大路2区10位 / 3000m高1歴代4位タイ
大牟田高2年: U20選手権3位・インターハイ4位 → 都大路1区区間2位で準優勝
↓(恩師・赤池先生とともに鳥取城北へ集団転校)
鳥取城北3年: U20日本選手権3000m・5000m二冠!
→ 都大路1区区間3位・チーム4位入賞(県勢33年ぶり)
→ 南九州駅伝1区区間新記録
→ 1マイル日本新記録「4分00秒16」🎉
↓
2026年4月:早稲田大学 進学
バスケ少年だった少年が、偶然から陸上を始め、大きな決断と挑戦を重ねて日本新記録を樹立——まさに、令和の陸上界に現れた怪物ランナーの第一章が幕を閉じ、早稲田・そして世界へ向けた第二章が始まろうとしています。










































