事件の概要
その殺人事件は、２６年前の１９９９年１１月に起きました。
当時３２歳の主婦の高羽奈美子さんが、自宅のアパートで何者かに襲われ死亡してしまったのです。
初期捜査で、犯人の特徴は「血液型はB型」「身長約１６０ｃｍ」「靴は２４ｃｍ」「事件の際に手に怪我」ということはわかりましたが、犯人の特定には至りませんでした。
２６年たって逮捕されたのは！
名古屋市港区東海通に住む、安福久美子（69）が、1999年11月に名古屋市西区のアパートで、住人の主婦高羽奈美子さん（当時32歳）の首などを刃物のようなもので刺して殺害した容疑で逮捕されました。
最近のDNA鑑定で、現場に残された犯人の血痕と安福久美子容疑者のDNA型が一致したため逮捕に至りました。
今年に入って警察は何度も安福久美子容疑者に話を聞いていたそうで、本人もあきらめて容疑を認めるに至ったようで、１０月３０日午後に捜査本部のある西署に出頭してきたということです。
どうして殺害した？ 動機は？
安福は 悟さんに バレンタインチョコを送ったが それだけだった
安福久美子容疑者は、殺害された高羽奈美子さんの夫、悟さんの高校時代の同級生ということがわかりましたが、それについての因果関係は今のところはっきりとしません。
安福久美子容疑者は、殺害された高羽奈美子さんの夫、悟さんと同じ高校に通う同級生で、2人とも軟式テニス部で一緒だったといいます。
高羽さんの夫、悟さんは、当時彼女からバレンタインのチョコレートをもらい、それには応えられなかったことを覚えているそうです。
悟さんによると「びっくりしました。彼女が犯人だと聞いて、なんで？と思いました。おとなしい子だった。」
夫の悟さんは、この26年間、必ず犯人逮捕するつもりで、証拠となる現場の部屋を借り続け、情報提供を呼びかけてきました。
逮捕の知らせを聞いて夫の高羽悟さんは、
「ほっとした。安福容疑者の連絡先も電話番号も知らないし、住んでいる所も知らない。
びっくりしました。安福容疑者が犯人だと聞いて、なんで？ と思った」
振られたことを根に持っていたのか？
動機の解明は 現在も続けられている・・・・