橋幸夫 誰? 有名な人? 昭和の歌手?

1960年に、17歳で歌手としてデビューした橋幸夫さんは、戦後を代表する歌謡曲の偉大な作曲家の吉田正さんに師事し、「潮来笠」や「いつでも夢を」など数多くのヒット曲で知られたています。

橋幸夫は何がすごいの?

出典:ニュースポストセブン

先ごろ、82歳で都内の病院で肺炎のため亡くなってしまいましたが、長年にわたって日本の歌謡界をけん引してきた功績は偉大なものでした。

そして、何よりももっと偉大な大きな功績足跡があるのです。

それは、歌謡界の時代を変え、歴史を作り替えたということです。

橋幸夫は何を変えたの?

橋幸夫さんは、高校1年生でレコード会社のオーディションに合格し、1960年、17歳の時に「潮来笠」でデビューしましたが、この曲が大ヒットし、日本レコード大賞の新人賞を受賞しました。

そしてその年の紅白歌合戦にも初出場し、たちどころに人気歌手になりました。

17歳の高校生が一躍芸能界、歌謡界に躍り出て、大ヒットを飛ばすと、周りのレコード会社もプロダクションも黙っているはずがありません。

男前だったり、可愛いかったりの歌のうまい若者を次々に世に送り出したのです。

舟木一夫や西郷輝彦などと共に歌謡界の「御三家」と呼ばれ、三田明なども現れて、歌謡界の様相が様変わりしていくのです。

紅白歌合戦には通算19回出場し、俳優としても、吉永小百合さんとの大ヒットデュエット曲「いつでも夢を」などの映画や、ドラマにも出演し、2013年にはNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」にも本人役で登場しました。

それまでの有名な歌手はおじさん、おばさん!

出典:JIJI.COM 田端義夫
出典:ウィキペディア 松島詩子
出典:エキサイトブログ 井口小夜子
出典:キングレコード 三橋美智也

戦後の昭和20年代の、橋幸夫が出てくるまでにも、いろんな歌手や歌謡曲がありました。

昭和21年~

  • かよい船 田端義夫
  • 玄海ブルース 田端義夫
  • ふるさとの燈台 田端義夫
  • 浪曲音頭・河内十人斬り 鉄砲光三郎
  • 君忘れじのブルース 淡谷のり子
  • 憧れの住む町 菅原都々子
  • 江の島悲歌 菅原都々子
  • 連絡船の唄 菅原都々子
  • 丘の上の白い校舎 真木不二夫、(台詞:南田洋子)
  • 泪の夜汽車 真木不二夫
  • 大島情話 小唄勝太郎
  • 春の舞妓 菊池章子、(台詞:若尾文子)
  • 星の流れに 菊池章子
  • 母紅梅の唄 菊池章子
  • 岸壁の母 菊池章子
  • 南国の夜 バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ
  • 長崎エレジー ディック・ミネ、藤原千多歌
  • 夜霧のブルース ディック・ミネ
  • 雨の酒場で ディック・ミネ

昭和21年~

  • 憧れのハワイ航路 岡晴夫
  • 啼くな小鳩よ 岡晴夫
  • テネシー・ワルツ 江利チエミ
  • 雪の降る街を 高英男
  • かりそめの恋 三條町子
  • 東京悲歌 三條町子
  • 赤いランプの終列車 春日八郎
  • 小判鮫の唄 小畑実
  • 星影の小径 小畑実
  • 長崎のザボン売り 小畑実
  • マロニエの並木路 松島詩子
  • パラオの真珠採り 瀬川伸
  • 若い力 長門美保、秋元清一ほか
  • 上海帰りのリル 津村謙
  • 待ちましょう 津村謙
  • 東京の椿姫 津村謙
  • 流れの旅路 津村謙
  • ダンスパーティーの夜 林伊佐緒
  • 麗人草の歌 林伊佐緒
  • 東京の花売娘 岡晴夫

昭和29年~

  • 紅孔雀 井口小夜子
  • 私の幸福はどこへ 吉岡妙子
  • 月光仮面は誰でしょう 近藤よし子ほか
  • おんな船頭唄 三橋美智也
  • あの娘が泣いてる波止場 三橋美智也
  • リンゴ村から 三橋美智也
  • 哀愁列車 三橋美智也
  • お花ちゃん 三橋美智也 、斉藤京子
  • 男のブルース 三船浩
  • 吹けば飛ぶよな 若原一郎
  • 山蔭の道 若原一郎
  • お富さん 春日八郎
  • 別れの一本杉 春日八郎
  • あん時ゃどしゃ降り 春日八郎
  • スペインの恋唄 松島詩子
  • 喫茶店の片隅で 松島詩子
  • 吹けよ木枯らし 石井千恵
  • 東京アンナ 大津美子
  • ここに幸あり 大津美子

引用 市原栄光堂

橋幸夫から 若い歌手が次々登場! 昭和の戦後!

橋幸夫 プロフィール

本名: 橋 幸男
生年月日 : 昭和18年 (1943年) 5月3日
出身 : 東京都荒川区
血液型 : A型
特技 : スポーツ (ゴルフ、野球、テニス、柔道、空手、ボクシング)
デビュー : 昭和35年 (1960年) 7月 『潮来笠』

出典:潮来市

橋幸夫から歌手の時代が変わった!!新御三家登場!

1960年代に、橋幸夫らの御三家が君臨すると、その後、あとを追って、1970年代に新御三家が登場します。

郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎のデビューです。

このあたりになると知っている人も多いでしょう。

出典:おとなのさぁどぷれいす

新御三家は、1970年代に、トップ男性アイドル歌手として歌謡界を盛り上げた、写真左から野口五郎、郷ひろみ、西城秀樹の3人のことを指します。60年代の橋、舟木、西郷らが御三家と呼ばれていたことに倣った呼称です。

まとめ

橋幸夫以前と、その後の歌謡界の過渡期に登場した橋幸夫が昭和歌謡の時代の変化の、文字通り橋渡しをしたということで、そのような意味からも橋幸夫は偉大で歴史に残る大歌手と言わざるを得ません。今はただただご冥福をおいのりするばかりです。

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