🏃♀️ 久保 凛(くぼ りん)選手 ― 生い立ちと輝かしい記録
出典:日本陸上競技連盟
👤 基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 久保 凛(くぼ りん) |
| 生年月日 | 2008年1月20日(17歳) |
| 出身地 | 和歌山県東牟婁郡串本町 |
| 身長 | 167cm |
| 専門 | 中距離走(800m) |
| 所属 | 東大阪大学敬愛高等学校 → 積水化学(女子) |
🌱 生い立ち

幼少期〜小学校時代:サッカー少女
久保凛選手は、和歌山県の最南端・串本町で生まれました。幼少期はサッカー一家の環境の中で育ち、小学校6年間はサッカーに情熱を注いでいました。和歌山県U-12トレセンメンバーに選出されるほどの実力を持つサッカー少女でした。
一方で、陸上に触れたのも小学校低学年の頃。元短距離選手だった祖母・久保浩子さんが開く陸上教室に通い始め、地元の「ジュニア駅伝」をきっかけに練習を続けていました。
やがて「体が細く、サッカーでは当たり負けしてしまう。自分には陸上が向いている」と気づき、陸上への思いが強まっていきました。
中学時代:涙を乗り越えて日本一へ
串本町立潮岬中学校に進学してからは、陸上競技一本に専念。ところが、一人で試合に出場する孤独感に悩み、「出たくない」と泣いたこともありました。そんな弱音を打ち明けるたびに、祖母は「嫌ならサッカーをやればいい」と厳しくも温かく背中を押してくれました。
その甲斐あって、中学3年次の第49回全日本中学校陸上競技選手権大会 女子800mで2分9秒96の1位となり、祖母と交わした「日本一になる」という約束を見事に果たしました。
高校時代:日本陸上界の新星として急成長

大阪府の強豪・東大阪大学敬愛高等学校へ進学し、飛躍的な成長を遂げていきます。
高校1年(2023年)
- インターハイ(全国高等学校総合体育大会)女子800m 優勝(2分06秒41)
- 日・韓・中ジュニア交流競技会 国際大会初優勝(2分06秒71)
高校2年(2024年)
- 日本グランプリシリーズ「金栗記念」で、日本女子中距離の第一人者・田中希実選手に競り勝って優勝
- 静岡国際陸上競技大会 女子800m 優勝(2分03秒57・高校歴代3位・U18日本新記録)
- 第108回日本陸上競技選手権大会 女子800m 初優勝
- 奈良での記録会で1分59秒93を樹立 → 日本人女子初の1分台突入・19年ぶりの日本記録更新!
- 第20回U20世界陸上競技選手権大会 6位入賞
高校3年(2025年)
- 日本選手権 女子800m 連覇・自らの日本記録を1分59秒52に更新
- インターハイ 3連覇達成
- アジア陸上競技選手権大会 女子800m 銀メダル
- 東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表(18年ぶり5人目の高校生代表として出場)
🏆 主な競技記録(自己ベスト)

| 種目 | 記録 | 備考 |
|---|---|---|
| 800m | 1分59秒52 | 🇯🇵 日本記録(2025年) |
| 1000m | 2分40秒23 | 日本歴代4位・U20/U18日本記録(2025年) |
| 1500m | 4分11秒07 | 高校歴代2位・U20日本歴代2位・U18日本記録(2025年) |
| 4×800mR | 8分33秒77 | 🇯🇵 日本記録(東大阪大敬愛高校) |
| 400m | 54秒68 | (2025年) |
👨👩👧👦 家族・注目のいとこ

久保凛選手は、父・兄・弟がサッカー選手というサッカー一家の中で育ちました。
そして特に注目されているのが、久保建英選手(サッカー日本代表)とその弟・久保瑛史選手が”いとこ”(父の兄の子)であること。スポーツエリートの血筋が、世界水準のアスリートを複数生み出しています。
💡 まとめ
久保凛選手の最大の功績は、日本女子初となる800m 1分台(1:59.93 → 1:59.52)を高校生で達成したことです。19年間破られなかった日本記録を塗り替え、さらに自らの記録を更新したその走りは、日本陸上界に新時代の到来を告げるものでした。
2026年からは社会人(積水化学所属)として活動を開始しており、将来のオリンピックや世界大会での活躍がますます期待されています🌟

