プロゴルファーの今平周吾選手が、10月13日に決勝が行われた、日本オープン選手権(埼玉県東京GC 7251ヤード、パー70)で、優勝し、初のゴルファー日本一に輝きました。
3位がら出た今平周吾さんは、68で回って逆転し、通算276で今季初勝利。
国内三大大会初制覇、今季初勝利で、通算10勝目となり、賞金4200万円と5年シードを獲得しました。
身長165 Cm、体重67Kgの小柄ながら、卓越したパワーとテクニックがこの栄冠を勝ち取りました。
今平 周吾が日本オープンで初の日本一!
この日、3位スタートでしたが、最後は2位の木下稜介に1打差での逆転優勝となりました。
最終18番では、20メートルの長いバーディーパットを沈めましたが、その時はボールがカップに吸い込まれる前に右拳を高々と突き上げて、優勝を確信しました。
そして、まだ優勝が決まっていないのに、ボールをギャラリーに投げ入れましたが、優勝の確信と興奮が彼の身も心も躍らせたのでしょう。
なんといっても20mのロングパットはなかなか決まるものではありませんものね。
実は、私もゴルフ好きなので。
「こんな体験は、人生で初めて。頭が真っ白になりました。」と語っていましたね。
深いラフが選手たちを苦しめた今大会でしたが、ショットの精度が、勝負を分けたようでした。
キャディーさんとは、正確に刻んでいく作戦で行こうと話していたそうで、作戦通りドライバーを握ったのは、4日間で4度だけだったそうです。
ぶっ飛ばすだけでなく、徹底したマネジメントと、持ち前の性格無比のアイアンショットで頂点に立ったわけですね。
おめでとうございました。
今平 周吾!ちびっこプロゴルファーはどんな人?
2008年の高校1年生で、「日本ジュニアゴルフ選手権」で1学年上のあの松山英樹を破って優勝しました。
翌年、2009年には高校を中退して、米フロリダ州のIMGアカデミーに留学しました。
すでにゴルフの技術に秀で、若くしてその道に突き進む気持ちが固まっていたわけですね。
2年間の武者修行を積み積み重ね、2011年に帰国して、19才ででプロに転向しました。
そもそも才能があったわけですが、その才能が本格的に花開いたのは20014年で、男子下部チャレンジトーナメントで2勝を挙げ賞金王に輝きました。
クラブを短く持って、シャープに振り抜くそのスタイルが特徴で、柔よく剛を制すショットメーカーと言われます。
2017年「関西オープン」でレギュラーツアー初優勝を果たすと、2018年には当時のとしては最も小柄な、身長165cmで賞金王に輝きました。
年間1勝でしたが、それで賞金王になったのは、1976年の青木功さんに次ぐツアー史上2人目という42年ぶりの珍しいできごとでした。
2019年は2勝利を勝ち取り、2年連続の賞金王に輝きました。
複数回の賞金王達成を、27才67日で達成したのは、尾崎将司を抜いて、史上最年少記録となりました。
ゴルフ史上に名を刻む、名選手たちである、青木功さんや、尾崎将司さんと記録に劣らない今平周吾さんは、すごい選手なんだと思いました。
まとめ
昨季までの連続勝利が今年で途切れるかと思われた最終戦で勝利を勝ち取り、6季連続勝利を収めました。
ほっとしたことでしょう。
2022年には、「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」、「ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント」で、2週連続優勝。
2023年には国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」で8勝目を挙げ、同年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」で9勝目。
今回「日本オープン」で通算10勝目を国内メジャー初タイトルで飾りました。
32才と、まだまだ現役真っ最中の若さです。
記録はどんどん作られるでしょう。
これからも日本のゴルフ界を引っ張っていく逸材なので、今後の健闘を見守りたいと思います。
ありがとうございました。
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