どんな事件だったのか?
当時、現職の内閣総理大臣だった、安倍晋三氏が銃撃され、暗殺された事件です。
事件は、2022年(令和4年)7月8日、11時31分、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅北口付近で発生しました。
当時現職の内閣総理大臣の安倍晋三氏が、第26回参議院選挙の応援演説中に銃撃され、死亡しました。
犯人の、山上哲也は、その場で取り押さえられ逮捕されました。
犯人の山上哲也(やまがみてつや)とは?
- 当時の年齢は : 41歳(現在は45歳)
- 当時の住所は : 奈良市内である
- 現在は : 殺人罪などで起訴され、奈良地裁で裁判員裁判が進行中である。
事件が起きた大まかな状況は?
前日には(7月7日)
- 山上哲也は自分で作った特製の銃を持ち、安倍元首相が応援演説に来る岡山に向かい、岡山市民会館であった、小野田紀美さんの個人演説会場に向かいました。
- 安倍元首相の応援演説はありましたが、この時は標的に近づけずに失敗しました。
- あきらめて帰宅しようとした23時18分頃、翌日の安倍首相の応援演説会場が長野市から奈良市に変更されたことを知りました。
- その奈良市の演説会場は山上哲也の自宅から約3キロの近距離でした。
- そこで、奈良に向かうことになりました。
事件当日は(7月8日)
- 10時頃: 山上哲也は大和西大寺駅に到着しました。
- 11時28分: 安倍元首相が佐藤啓の応援演説を開始。
- 11時31分: 山上は安倍元首相の背後から2発発砲。2発目が左上腕と首付近に命中。
- 17時03分: 奈良県立医科大学附属病院に搬送され、そこで死亡が確認されました。
なぜ殺害? 犯行動機は複雑!
本当は安倍元首相が一番にくい訳ではなかった。
- 母親が統一教会の信者で、その教団に多額の献金をしたことで家庭が崩壊した。
- ゆえに、教団を強く憎んでいた。
- 韓鶴子総裁を殺そうと思ったが無理だと思い、代わりに深い関りを持つ安倍首相を狙った。
- 兄の自殺もあり、そのことも今回の事件の発端であることも述べています。
事件が起きた問題点とその後
- 武器: 自作した手製銃(二連式で、一度の発射で6個の弾丸が飛び出す構造)。こんなに危険な銃を自分で作ったということ。
- 警備の問題:後方警戒担当の警察官が山上の動きに気付かず、2回目の発射まで9.1秒の間隔があったということ。一発目は当たらず、二発目が命中した。
- 歴史的意義:現職の総理大臣が殺害されたのは、1936年の二・二六事件以来86年ぶりである。
- 統一教会 : 統一教会の霊感商法や、政治家との深い関りが次々に明るみに出た。
まとめ
統一教会との関りが家庭崩壊につながった結果が、最終的に安倍首相の暗殺に繋がっていく今回の事件は、あまりにも統一教会の責任が重大だと誰もが思うことではありませんか?
もちろん殺人犯は厳罰が当然ですが、社会の歪みが引き起こした今回の事件の全責任を山上哲也にすべて負わせるのはちょっとかわいそうな気がしてなりません。
どうか少しでも寛大な判決を望む次第です。
ありがとうございました。

