笹生優花さんは、2001年6月20日生まれの23才です。
日本人の父と、フィリピン人の母のハーフで、強靭な体力とパワーを持ったまれにみる強いプロゴルファーです。
8歳からゴルフを始め、実力に物を言わせて幼少の頃からプロゴルファーを目指しました。
フィリピン国内だけでなく、世界各地でゴルフ競技に参加して、トップアマチュアとして名を上げ、どんどんと力をつけていっています。
岡本綾子さんが解説をする国内ゴルフツアーで、テレビの中で、「笹生優花選手は、これからの日本の女子ゴルフを背負っていく人になるでしょう。」と語っていたのを思い出します。
笹生優花のプロフィール
2001年生まれ。
日本人の父とフィリピン人の母を持ち、両国で生活。父の影響で8歳よりゴルフを始め、2017年、代々木高校(注1)アスリートゴルフコースへ入学。スクーリング等で志摩市を訪れ、賢島カンツリークラブで練習に励んだ。
在学中の2019年11月にプロテスト合格。
2020年3月の卒業後も、これまでに世界16カ国以上でプレーし、優秀な成績を収めている。
2018年8月開催 第18回アジア競技大会2018ジャカルタ大会 個人優勝 。
2020年8月NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 優勝 ※19歳57日での初優勝は史上7番目の若さで、21世紀生まれでは初 。
2021年6月開催 全米女子オープン選手権 優勝 ※19歳351日での初優勝は大会史上最年少で、日本の女子選手が海外メジャー大会で優勝するのは史上3人目 (注1) 代々木高校は、志摩市の賢島(令和3年4月より成基)に本校を持つ広域通信制高等学校で、2005年に構造改革特区制度により開校。
東京と大阪に本部、全国各地にキャンパス、サテライト教室を構える。
7つのコースのうち、アスリートゴルフコースは、通信制高校の特性を活かしながら、ジュニアゴルファーのベストな育成環境を提供することを目的に、2010年に創設され、毎年、市内の賢島カンツリークラブにて強化合宿を実施。
出典:志摩市
笹生優花の多彩な学歴
- 小学校
- 中学校
- 高等学校
小学校 東京の品川区内の公立校の戸越小学校
笹生優花さんの父親は日本人、母親はフィリピン人ということで、生まれたのはフィリピンですが、5歳の時に日本にやってきました。
地元東京の品川区内の公立校の戸越小学校に入学しましたが、日本に来たばかりであまり日本語ができず、なかなか友達ができませんでした。
そのためよくあるパターンですが、父親のゴルフの練習について行ったことがきっかけでゴルフを始めています。
ゴルフは小学校1年生の時から始めましたが、最初からうまく球を打てたそうです。
そのため小学校3年生の時にプロゴルファーを目指すことを決意しています。
そうなるとゴルフの環境が良く、経済的にも負担の少ないフィリピンに戻る方が都合よく、そこでプロゴルファーを目指すことになりました。
中学校 フィリピンのHARVARD SCHOOL OF LAGUNA
笹生優花さんの出身中学校は、フィリピンのHARVARD SCHOOL OF LAGUNAです。
笹生優花さんは、ゴルフの上達のため、小学校3年生の時にでフィリピンに渡り、中学3年生の頃までそこで生活しました。
子供の頃から長く滞在したフィリピンの言葉、タガログ語が一番上手ではないでしょうか。
ただ、中学時代からフィリピンの国内だけでなく、日本や世界を舞台にゴルフの大会に出場していました。
そのため、英語や日本語も話すことができます。
フィリピンでは、英語も公用語と言われています。
その他にもタイ語と韓国語が少しわかるようです。
高等学校 通信制高校の代々木高校
笹生優花さんの出身高校は、私立の通信制高校の代々木高校です。
代々木高校は、志摩市の賢島に本校を持つ広域通信制高等学校で、2005年に構造改革特区制度により開校しました。
東京と大阪に本部、全国各地に30以上のキャンパス、サテライト教室を構えています。
7つのコースのうち、アスリートゴルフコースは、通信制高校の特性を活かしながら、ジュニアゴルファーのベストな育成環境を提供することを目的に、2010年に創設され、毎年、市内の賢島カンツリークラブにて強化合宿を実施しています。
笹生優花さんはアスリートゴルフコースに在籍していました。
高校進学時に世界各地でおこなわれる大会に出場するために、時間的な都合のつくこの高校のゴルフコースに進学したのは正解ですね。
高校進学時に生活の拠点を日本に戻したわけですが、冬場は暖かいフィリピンでゴルフの技を鍛え、春から夏にかけてはさらに腕を磨くためにアメリカに渡り、そういうことが出来る通信制高校が一番都合が良かったわけですね。
当然、そのころには言葉も流ちょうに使い分けることが出来たでしょうから、ゴルフの上達には非常に都合が良かったと思われます。
華麗なるゴルフの戦績!
高校1年生になると、2017年に、ジュニアやアマチュアの大会に出場しましたが、韓国女子プロゴルフのメジャー大会である、韓国女子オープンにも出場しました。
2018年には、アジアパシフィック女子アマチュア選手権にも出場し、2位になりました。
アジア競技大会にもフィリピン代表として出場しています。
そして高校3年の2019年4月には、世界大会の「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」に出場して、3位になっています。
その後7月には、女子ジュニアPGA選手権で優勝しました。
そして、徐々に将来の有望株として注目を集めるようになっていきます。
その後、11月にプロテストで一発合格しました。
快挙も!
プロ転向後には、ジャンボ尾崎(尾崎将司)さんに弟子入りしています。
笹生優花さんは、2020年にプロデビューを果たしましたが、8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でいきなりツアー初優勝を遂げました。
そしてその翌週の「ニトリレディース」でも優勝を飾り、史上4人目となる初優勝からの連勝を記録しました。
まとめ
笹生優花さんの父親は日本人、母親はフィリピン人ということで、子供の頃から日本やフィリピンを行き来しました。
タイや韓国にも行き来し、そのおかげで、国際感覚に優れ、言葉も国際的になりました。
ゴルフの上達には、練習も試合も、会話が重要だと思われます。
そのような意味から、笹生優花さんのレベルには、国際色が良い影響を及ぼしたのだと私は思います。
これからの益々のご活躍を期待したいと思います。
ありがとうございました。
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